100円玉と50円玉の製造年だけが算用数字の理由

こんにちは、雑記ラビリンスです。

 

普段何気なく生活していく中でふと気がつく疑問。

そういう経験ってありませんか?

 

今回の疑問は買い物中にふと気づいた、

なぜ、硬貨の種類によって製造年の記載が漢数字と算用数字と違うのか?

 

調べてみました。

 

日本の硬貨は何種類?

現在、日本で流通している硬貨は皆さんご存知の通り

1円、5円、10円、50円、100円、500円の計6種類です。

 

  1円玉 5円玉 10円玉 50円玉 100円玉 500円玉
素材 アルミニウム 黄銅 青銅 白銅 白銅 ニッケル黄銅
品位(千分中) 純アルミニウム 銅600~700
亜鉛400~300
銅950
亜鉛40~30
すず10~20
銅750
ニッケル250
銅750
ニッケル250
銅720
亜鉛200
ニッケル80
量目 1g 3.75g 4.5g 4g 4.8g 7g
直径 20mm 22mm 23.5mm 21mm 22.6mm 26.5mm
孔径 - 5mm - 4mm - -
発行年 昭和30年 昭和34年 昭和34年 昭和42年 昭和42年 平成12年

 ※造幣局のデータを引用

 

硬貨の製造年で算用数字が使われているのは50円玉と100円玉ですが

昭和41年までは他の硬貨と同じく漢数字が使われておりました。

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そして昭和42年のデザイン変更の際に算用数字が採用されました。

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その理由として、昭和39年に造られた東京オリンピックの記念貨幣

のデザインを参考にしたためだそうです。

 

左が記念硬貨で、中央が昭和41年以前の硬貨、右が昭和42年以降の硬貨です。

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また50円玉と100円玉は元々銀貨幣でしたが、原材料の銀の値段が高くなったため

白銅貨幣に変更されました。それが昭和42年以降、製造されている

50円玉と100円玉です。

 

もし、50円玉が100円玉と違う原料で製造されていたら、製造年に

算用数字が使われているのは100円玉だけだったかも知れません。

 

おしまい

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