新型コロナウイルスの感染はいつまで続くのか~各国の新規感染者数の推移を調べてみた~

こんにちは、雑記ラビリンスです。

現在、世界中で新型コロナウイルスによる感染が広がっており、いつ収束するのかが全くめどが立っていない状態です。

TVやネットでは連日のように感染者数が報告されておりますが累計のため、新規感染者が急激に増加しているのか緩やかに増加しているのかがよく分かりませんでした。

この記事では、各国における感染者数を前日と比較することで状況を見てみました。

3月23日:イタリア、スペイン、日本、中国、ドイツ、世界の情報を更新

3月25日:アメリカ、ドイツ、フランス、イラン、韓国、世界、日本の情報を更新

3月26日:イタリア、スペイン、日本、ドイツ、アメリカ、世界の情報を更新

3月27日:日本、中国、フランス、世界の情報を更新

3月28日:米、伊、仏、独、スペインの情報を更新

3月29日:日、伊、仏、独、スペイン、米、世界の情報を更新

3月31日:伊、米、日本の情報を更新

4月2日:伊、仏、独、スペイン、米、日本の情報を更新

4月4日:日、伊、中国、米、イラン、世界の情報を更新

4月11日:伊、仏、独、スペイン、米、日、世界の情報を更新

欧米の状況

新型コロナウイルスの感染者数が多いイタリア、フランス、ドイツ、スペイン、アメリカ合衆国を対象に推移を調査しました。

イタリアの状況

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イタリア保健省の最初の報告である2020年1月31日から2020年4月10日までの推移です。最初の報告から20日程度はほとんど増加しませんでしたが経過23日目から感染者が増え始め、3月19日には1日に5000人以上の新規感染者が発生しています。

3月22日に初めて新規感染者数が前日より下がりました。しかし再び増加傾向がみられている状況であります。

3月31には感染者数が10万人を越えましたが、新規感染者数は減少傾向がみられております。4月に入ってからは横ばいの傾向が続いております。

イタリアにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

フランスの状況

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フランス保健省の最初の報告である2020年1月25日から2020年4月10日までの推移です。増加曲線がイタリアと同じ形をとっています。フランスでは3月16日から1日当たり1000人以上の新規感染者数が報告されており、ピークが見えない状況です。

新規感染者の伸びはドイツやイタリアより高くなく高止まりしている可能性があります。4月1日には感染者数が5万人を突破し新規感染者数も激増している状況です。

累積感染者数は8万人を超えておりますが新規感染者数は最大時の半分程度まで下がっているので落ち着いていて着ている感じです。

フランスにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

ドイツの状況

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ドイツ連邦保健省の最初の報告である2020年1月27日から2020年4月1日までの推移です。こちらもイタリア、フランスと同じような曲線となっております。

ドイツでは3月15日に1日当たり1000人以上の新規感染者数が報告されてから2日後の3月17日には2000人の新規感染者が発生しており、フランスよりも早いペースで感染拡大している可能性があります。地理的には国境がドイツとイタリアに接しているフランスの方が感染拡大しそうですが・・・。

3月23日にはメルケル首相が陽性の医師と接触したことが分かり自宅隔離状態となっております。

3月25日には累計感染者数が3万人を突破しております。

3月27日には感染者数が4万人を超え感染が拡大しております。

3月28日には感染者数が5万人を超える広がりを見せています。

新規感染者数は最大時よりも下がってきておりますが累積感染者数が10万人を超えており感染拡大が深刻です。

ドイツにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

スペインの状況

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スペイン保健省の最初の報告である2020年1月31日から2020年4月9日までの推移です。フランス、ドイツと同じように最初の報告から約1か月後から徐々に増加がみられ、さらに約1週間後から急速な感染拡大がみられます。

一時は新規感染者が3431人と大幅に増加、その次の日には2833人と減少しましたが再び新規感染者が4946人と新規感染者数を更新している状況です。

3月27日には感染者数が5万人を突破と拡大が続いております。

4月1日には新規感染者数が9万人を突破と感染の勢いが止まる様子がありません。

スペインにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

アメリカ合衆国の状況

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ワシントン州での最初の報告である2020年1月21日から2020年4月9日までの推移です。最初の報告から32日後に新規感染者が2桁に達しました。

それから急激に感染者が増加し3月20日には累計感染者が1万人以上と急速に拡大しております。ピークがいつなのかはまだ分からないのが現状です。

一時は1日の感染者数が7000人以上となりましたがその次の日は新規感染者数が大幅に減少しているように見えます。しかし再び上昇傾向に転じ、1日に1万人以上の新規感染者が出ております。

3月28日にはアメリカでの感染者数が世界最大の10万人以上となりました。その中でもニューヨーク州の感染者は全体の半分を占めており全米最大となっております。

3月30日には米ラグビー協会が破産申請と経済への影響も大きくなってきております。

新規感染者が2万人以上、累計感染者数20万人以上と世界で一番新型コロナウイルスによる被害が大きくなっております。

4月に入っても新型コロナウイルスは収まる気配がなく累積感染者数が45万人を超える感染拡大となっております。

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

欧米の状況のまとめ

各国ともこの一週間程度で急速に感染者数が増加してピークが見えない状態であります。人口がそれぞれ違うのはありますが、イタリアの感染者数は人口比にして突出しております。3億人を超える人口を持つアメリカの感染者数はまだまだ増加しそうです。

ベルギーでは飼い主から猫にコロナウイルスの感染する事例が確認されました。

4月に入ってからは欧州の新規感染者数が減少傾向に見られます。しかしアメリカにおいては1日当たり3万人を超える新規感染者数を出すなど収まる気配が見られません。

www.asahi.com

アジアの状況

新型コロナウイルス感染症は中国が発端となって世界中に広がりましたが、中国では収まっている模様です。中国共産党の報告が正しければとなりますが・・・

中国の状況

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突出している日が一日ありますが、これは2月12日以降にCTスキャン診断陽性者を加えるとの統計方法変更があったためです。そのため2月12日以前とその後では正確に比較することは出来ませんが、新規感染者数の増加が減少している模様です。

3月23日に症状のない感染者を感染者として数えていないことが香港紙から報道がありもはや実態が分からない状態となっているの可能性があります。

中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

韓国の状況

韓国における新型コロナウイルスの感染推移
韓国の場合、感染が確認されてから約1か月後から急激に患者数が増加し3月1日には前日からの増加数が1062人と最大になりましたが、そこを境に新規感染者数は減少傾向が見られます。現在は終息とまではいきませんが落ち着いている模様です。

この3日間は新規感染者数が100人以下と落ち着いております。

韓国における2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

イランの状況

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2020年2月19日ゴム州での2人の感染と死亡が確認されたことがイランの最初の感染となっております。その後、感染者数は増加し続け、現在では1日1000人以上の新規感染者が出続けております。欧米のような急激な増加は見られておりませんが、新規感染者が毎日1000人以上と高い推移で発生している模様です。

感染者数も4万人を超え中東地域での新型コロナウイルスの感染爆発が心配されております。

headlines.yahoo.co.jp

イランにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

日本の状況

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2020年1月16日が日本国内の新型コロナウイルスの初感染となっております。初感染が確認されてから30日ほど経った2月15日に新規感染者数が2桁となりました。

その後、感染者数は増加傾向でありますが新規感染者数は増減を繰り返しながら累計感染者数が増加しているように見えます。欧米の増加曲線とは違う形状を取っているように現在では見られます。

3月24日には東京オリンピックの延期が確定してしまいました。

3月25日に東京都の1日の感染者数が41名と過去最大となり、小池東京都知事は週末の外出自粛要請を出しております。

3月26日には神奈川、千葉、埼玉、山梨県が外出自粛要請を出しました。同日、東京では新規感染者数が47名と過去最大を更新しており感染爆発が懸念されております。

3月28日には東京都の感染者が過去最高の60人超が報告されております。また千葉でも障害者施設で58人の集団感染が報告され日本においても一気に感染爆発しそうな気配です。

3月30日には志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなるというショッキングなニュースが日本を駆け巡りました。バカ殿がもう見られないと思うと残念です。この場を借りてご冥福をお祈り申し上げます。

新規感染者は急落したように見えますが、休日だったため検査数が平日よりも少なかった可能性があります。

しかし、その後2日連続で新規感染者数が200人越えと急拡大しそうな雰囲気があります。4月2日には東京都での新規感染者が97人と3桁に迫る勢いです。

4月7日、緊急事態宣言が出されましたが国と自治体が足並みがそろわないなど問題が色々ありそうです。

日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況 - Wikipedia

新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞

アジアの状況のまとめ

中国、韓国、イランそして日本とアジア4か国の状況を見てみたところ中国と韓国はピークを過ぎて、帰国者からの感染が増えているように見えます。イランは新規感染者数が高止まりの傾向があり、日本においては新規感染者の増減は繰り返しながら、徐々に新規感染者数が増加しているように見えます。

終息に向かうにはまだまだ時間がかかりそうです。

世界の状況

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中国での初感染である2020年1月11日を基準とした世界の新規感染者の推移です。一つ目のピークは2月12日に中国が統計方法を変更したために発生した値ですので除外します。最初の感染から44日経った2月24日を底に再び感染者は増加しております。

ちょうどこの付近からイタリアでの初感染が発生し、遅れてフランス、ドイツ、スペインで初感染が確認されます。

そこから感染の中心地をヨーロッパに移し現在においても新規拡大は続いており、1日の感染者数は2万5千人にもなっております。3月23日現在において世界の感染者数は30万人以上になり、世界各国の都市の封鎖が行われております。

3月25日には40万人、27日には50万人が感染するという急速な感染拡大がみられます。

米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、新型コロナウイルスの感染による全世界の死者数が10日午後(日本時間11日未明)時点で10万人を突破とのことです。累積感染者数は160万人超となり流行が収まる気配がありません。

新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-) - Wikipedia

www.who.int

headlines.yahoo.co.jp

まとめ

各国の新規感染者の推移を調査すると、少なくてもピークを越えてはいなそうです。

今がピークなのかこれからピークになるのかは分かりませんが、韓国のような曲線を描けるようになると終息のタイミングが見えてきそうです。

おしまい