【若干ネタバレ】ウマ娘シンデレラグレイ1巻を読んだ感想

こんにちは、雑記ラビリンスです。

競走馬と聞くとディープインパクトぐらいしか思いつかない人間でしたが、ソシャゲの「ウマ娘プリティーダービー」をきっかけに競走馬の名前や名勝負や悲劇など色々と知ることができました。

そんな自分が紹介するマンガが「ウマ娘シンデレラグレイ」です。

あらすじ

寂れたカサマツの地に現れた、ひとりの灰被りの少女。後に“怪物”と呼ばれるその少女は、どこを目指して疾るのか――。地方から中央の伝説へ。青春“駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!

 

登場人物

オグリキャップ

ウマ娘シンデレラグレイの主人公。かなり天然でノルンたちの嫌がらせに全く気がつかない。非常に大食いで食べ放題の食堂の在庫を食べつくすほど。

ベルノライト

オグリキャップと同期の栗毛のウマ娘。実家がウマ娘専用のスポーツ用品店を営んでいることから装備の面からオグリキャップをサポート。

北原穣

カサマツトレセン学園のトレーナー。自分が育てたウマ娘東海ダービーを制覇することを夢見ている。オグリキャップの走りを見て彼女をスカウト。

フジサワマーチ

オグリキャップと同期でカサマツトレセン学園の特待生。東海ダービーの制覇を目指しておりオグリキャップをライバル視している。

ノルンエース

オグリキャップと同期で寮の同室だが、嫌がらせでオグリキャップを物置部屋に追いやった。

 

1巻の感想

ウマ娘プリティーダービーの雰囲気なのかと思いきや想像以上に熱血な雰囲気でした。出だしが日本ダービーから始まりますが、レースを観戦しているシンボリルドルフの強者感が圧倒的です。

日本ダービーの傍らカサマツ競技場でのウマ娘たちのレースといいますと、「これからかけっこしま~す」みたいなゆるゆるな雰囲気です。そんな雰囲気のところに主人公のオグリキャップは入学します。

オグリキャップは入学早々遅刻はするわ、しかも制服じゃなくて汚れたジャージで。しかも大食いすぎて食堂から拒否されてしまうわと悪目立ちしているところも注目です。それを気に入らないノルンエースがオグリを物置小屋に追い出してしまうが当の本人は、個室を賜ってしまったと感動。史実では「芦毛の怪物」と呼ばれるけど大丈夫なのかとちょっと心配。

オグリキャップ、かなり天然な子です。そんなデフォルメされた簡単オグリの表情も注目。そんな天然なオグリキャップですがゲート体験のレースで特待生のフジサワマーチに次ぐタイムをたたき出します。それを見ていたトレーナーの北原穣は確信するんです。彼女こそスターになるウマ娘だと。

ウマ娘 シンデレラグレイ 1

ウマ娘 シンデレラグレイ 1

  • 作者:久住 太陽/杉浦 理史
  • 出版社:集英社
  • 発売日: 2021年01月19日頃

この北原のオグリに対する熱烈なラブコール。オグリキャップのシンデレラストーリーが始まった瞬間です。どれだけ熱く語ったかは本編で感じてもらいたいと思います。

一緒にいたベルノライトもついでに北原のチームに入ることになりますが、オグリキャップとの体力の違いについていけません。北原からも体力作りからだなと言われてしまいます。

そしてついにデビュー戦が始まります。オグリキャップの初レース、同じレースで走るフジサワマーチはオグリのことを強烈にライバル視をしています。オグリにとって最初の強敵はこのフジサワマーチです。初対決はフジサワマーチに軍配が上がります。

オグリキャップは初めて悔しいという感情を持ちます。オグリは自分自身をまだ知らない感じですね。ノルンエースの嫌がらせに気がつかないほど鈍感ですが自分自身にも鈍感です。彼女がどう成長していくのか今後の見どころの一つでしょう。

オグリの鈍感さは靴にも表れています。レースで走った靴はボロボロ、見かねたベルノが色々とシューズや蹄鉄をそろえてくれます。自分にこれほどしてくれたベルノのためにも次のレースには負けられません。

ウマ娘 シンデレラグレイ 1

ウマ娘 シンデレラグレイ 1

  • 作者:久住 太陽/杉浦 理史
  • 出版社:集英社
  • 発売日: 2021年01月19日頃

次のレースではオグリに嫌がらせをするノルンエースも一緒です。ノルンは嫌がらせをしようとしますが失敗。このレースはオグリの圧勝で終わります。初勝利のオグリは初めてのウイニングライブを行いますが、ベルノと北原が顔を覆うほどひどいもの。今までオグリをいじめていたノルンも呆然です。

実家がダンス教室をしているノルンはダンス教室の回数券をオグリに渡します。そして今までのことを謝りますが、オグリはよく分かっていませんでした。

ある日、ひょんなことからオグリはフジサワマーチと二人きりになり、彼女から「目標はなんだ」と問われ答えることができません。ただこの出会いがオグリは目標というものをはっきりと意識します。今までは走れるだけでいいという感じのオグリが変わった瞬間だと思います。

そして最後にちょこっとだけ登場したタマモクロス。史実ではオグリキャップタマモクロスは同じ芦毛のライバル同士です。今後、この物語にどんな風に絡んでいくのでしょうか?

おわりに

ウマ娘シンデレラグレイ」の1巻を紹介しました。文字だけこの面白さを伝えるには限界があります。絵の持つ脈動感まで表現できません。オグリの表情や、闘志むき出しのフジサワマーチなどキャラクターの表情は読む価値ありです。

ウマ娘 シンデレラグレイ 1

ウマ娘 シンデレラグレイ 1

  • 作者:久住 太陽/杉浦 理史
  • 出版社:集英社
  • 発売日: 2021年01月19日頃