【ネタバレ有り】「君の名は。」を見て

 

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小説では読んでいたけれど映画を見るのは初めてだったので

どんな風に仕上がっているのか楽しみでした。

 

可能な限りネタバレは控えようと思っています。まだ内容をご存知

でない方は続きを読むのは控えてください。

とにかく美しい映像

僕の想像をはるかに超えていました。テクノロジーの進歩ってすごいですね。

特に

口噛み酒を三葉とおばあちゃんと四葉で宮水神社のご神体に届けに行く

道中の木漏れ日の風景がすごかった。日の光が木々の間から垣間見える

様子が緻密で美しかったです。

 

他にもこの作品の重要な流れていく彗星の尾が

オーロラのように幻想的で圧倒されました。

 

日常の風景、例えば通り過ぎる電車や都心の様子、また田舎の景色も

繊細で丁寧に描かれていました。

 

おばあちゃん超重要

さりげなくでてくるおばあちゃんのお話や古文の先生の話が

結構重要なキーワードになっていると感じました。

 

むすび・・・人の体に入ったものは水も、酒も、米もみんな

魂とむすびつくとおばあちゃんが三葉達に説明してくれます。

 

そして三葉が作った口噛み酒にも三葉の魂がむすびついています。

そして瀧が口噛み酒を飲むことで再び三葉と出会うことができます。

 

組紐・・・神様の技。時間を表しています。

この組紐を彗星落下の前日に三葉が瀧に渡したから二人が

つながることができて入れ替わることができたのだと思います。

 

そして入れ替わったのを確認して、泣きながらモミモミしていているのを

見たら四葉でなくてもドン引きします。

 

再会

同じ場所にいるのに違う時間にいるから会えない。声は互いに

聞こえるのに。もどかしかったです。小説で内容は知っていても・・・

その二人を引き合わせた時間がまさに「誰そ彼時」。

 

人の輪郭がぼやけて彼が誰だか分からなくなる時。人ならずものに

出会えるかもしれない時間。だからこそ二人の時間は3年ずれていましたが、

出会えることができたのですね。

 

三葉の中にいた瀧が糸守救出作戦を計画・実行を引き継いだ正真正銘の三葉

が後を継ぐという時空を超えた連携プレーで悲劇を乗り越えます。

 

しかし、その途中で瀧も三葉も互いの名前を忘れてしまいます。

お互いに絶対に忘れていけないと分かっていたのに・・・

 

再々開

そして数年後。瀧は就職活動をしていて、てっしーとさやちんは

結婚式の段取りかなんかの会話をしているシーンが出ます。

 

そしてすれ違う電車の中で二人は遂にお互いを見つけます。

そして、互いに名前を聞くところで物語は終わります。

 

まとめ

小説でストーリーは知っていましたが映像で見るのは初めてでした。

あちこちに張り巡らせられている伏線がさりげなく回収されていくのは

見事でした。

 

大ヒットするのも分かります。だって面白かったから。

しばらくしたらもう一度見てみようと思います。