イタリア、ヴェネチアで4月25日、愛する人に赤いバラを贈るイベント、ボッコロの日。

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こんにちは、雑記ラビリンスです。

ボッコロの日という行事を聞いたことがありますでしょうか?

イタリアで行われている行事なのですがあまりなじみがないかもしれません。

今回は、そんな『ボッコロの日』について紹介します。

 

どんな行事

4月25日、イタリアのヴェネチアで行われる行事です。

 

ボッコロはバラの蕾という意味で、ヴェネチアの男性は

愛する女性に一輪の赤いバラを贈る風習です。

 

ロマンチックな風習ですね。

でも、この風習には、昔々におきた悲恋のお話があるのです。

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言い伝え

遠い遠い昔、ある男女が愛し合っていました。マリアとタンクレディです。

ところがマリアの父の反対で二人は結婚することができませんでした。

 

そこでタンクレディは戦いで手柄を立てることでマリアの父に

マリアとの結婚を認めてもらおうと奮闘します。

 

しかし、その戦いの最中、敵の兵士に刺されてしまいます。

そこには白いバラが茂っておりました。

 

死を悟ったタンクレディは有名なフランク人騎士オーランド

に自分の血に染まった手折った一輪の白いバラを

渡してほしいと伝えます。

 

そして、マリアはオーランドからタンクレディの死を伝えられ

その血染めのバラを受け取りました。

 

それは4月24日、「サンマルコの日」の前日でした。

翌日、「サンマルコの日」の日、マリアは血染めのバラを抱いた姿で

遺体で発見されました。

 

この二人の想いが人から人へ伝えられていき

4月25日は愛の印としてバラを贈るようになったのです。

 

プレゼントにでも

日本ではあまりなじみのない習慣ではありますが、これを機に

プレゼントとしてバラをあげてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

あとがき

この話、天野こずえ先生のARIAで知りました。

ARIAについては、どこか別の機会で紹介したいと思います。

 

 おしまい

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